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古川博己写真展 トキノカケラ




廊-KOHBUNDO-5月の展示は、昨年帯広美術館で開催された「道東アートファイル2022+ 道東新世代」展の招聘作家・古川博己による初個展です。エゾシカをはじめ道東に生息する野生動物を被写体に、緻密な構想から生み出された写真作品22点を展示しています。


作家の撮影プロセスは、まずコンテや設計図のような構想メモを書き起こすことから始まります。そこに描かれる描写は細部まで及び、月の満ち欠けや使用する機材、さらには撮影時のカメラ設定まで。


そのように練り上げたイメージを撮影するため、フィールドに頻繁に足を運び、野生動物の生態や行動パターンを丹念に観察し、構想に当てはまる場面をひたすら待ち、シャッターを切る。作家が得たインスピレーションが定着する瞬間です。


構想から撮影を終えるまで、1枚ごとに長い制作時間を必要とする写真作品群です。まとまった点数をご覧いただける数少ない機会となっていますので、ぜひ会場にてゆっくりとご覧下さい。


作家在廊時には本人から直接、撮影プロセスの解説を聞くことができます。

<展示期間>

2023年5月3日(水)~14日(日)

10時30分~18時 (5月10日(水)休)

※11日(木)全日、12日(金)・13日(土)午前に作家在廊予定。



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