朝晩肌寒さを感じ、山からは紅葉が徐々に降りてくる季節になりました。
この秋、廊ーKOHBUNDOでは佐藤真康を迎えて絵画展を開催いたします。作家は、帯広美術館で開催された「道東アートファイル 2022」への出品のほか、平原社展・全道展にそれぞれ会員推挙されるなど、十勝のみならず北海道で広く評価を固めつつあります。
本展では、今年8月に札幌・北都館ギャラリーで開催した個展「スケッチブック 3」の展示作品に加え、作家が長く取り組む女性ポートレートの近作など全26点をご覧いただけます。
武蔵野美術大学で油絵を学んだ作家は、近年、金箔をもちいて日本画のテイストを加えた作品や、支持体を非定型に加工して絵画を貼り込むなどの実験的な制作をおこなってきました。ポートレート作品「Tea Time」や、日々のスケッチから描き起こしたスケッチブックシリーズの「かえる」など、本展に展示した作品からもその一端が垣間みえます。
作品に描かれた人やもの、そして一点ごとの制作に込められた作家の技法をじっくりとご覧いただけるよう、会場をゆったりとした作品配置で構成しました。また、興味深い作品の背後にある思考やテーマについて作家みずからの口から聞く機会もございます。
ぜひ秋のひとときに絵画との対話、作家との対話をお楽しみください。
<展示期間>
2023年10月7日(土)~10月15日(日)
10時30分~18時 (10月11日(水)休廊)
※作家在廊予定は以下のとおりです。
8日(日):13時以降
9日(月):終日
12日(木):15時以降
14日(土):11時から13時
15日(日):終日
Commentaires