廊-KOHBUNDOではこの度、上士幌町在住の作家・上田雅寛による初個展を開催します。
かつて詩作の世界に身を置き、現在帯広市内で酒店「久楽屋」も営む作家が選んだ主題は、38億年前から続いてきた生命の記憶の、その始原へと作品を通じて遡る試みです。
現実を描きながら究極の理想を表現することを目指す水墨山水からインスピレーションを得た作家は、独自に取り組んだ「アブストラクト山水」を表現手法として制作を重ねてきました。
墨の発色やにじみによって自然に描き出されるイメージのゆらぎと、作品自体と作品タイトルとの間に漂う印象のゆらぎ。重なり合う2つのゆらぎもまた、作家の表現する世界です。
今回の展示では、新作を中心とした26点を全4章に分けて構成しました。また、大型モニターでは本展に合わせて撮影・編集された特別映像も公開します。
ぜひ会場にてお楽しみください。
<展示期間>
2022年6月24日(金)~7月10日(日)
10時30分~18時(水曜定休)
※期間中の14時~16時は作家在廊予定
Comments